書道をするならコンクール・公募展覧会に出品してみよう!注目のコンクールを紹介

書道の道具

書道をはじめると、自分の書いた文字がどのような評価を受けるか気になるという人も多いのではないでしょうか。そのような人にオススメなのが、コンクール(展覧会)への参加です。コンクール(展覧会)に参加することで、自分の書の腕試しをすることが可能です。今回は、書道コンクールに参加する意味や、注目されている書道コンクール(展覧会)を年代別に紹介していきます。

書道のコンクール(展覧会)とは

コンクールとは、競技会や入試などの選抜試験を意味するフランス語であり、特定のテーマによって作品の出来栄えや技能の優劣を競う催しのことです。書道コンクール(展覧会)には、日展や産経新聞社が主催する大規模なものから、地方の書道団体などが主催する小さなものまで幅広くあります。基本的に書道コンクールへの参加は誰でもできるので、書の腕試しをしたい人は積極的に参加してみましょう。

書道コンクール(展覧会)に参加する意味

書道の大きな目的は、精神を集中させて美しい文字を書くことです。書いた文字は指導者やほかの人に見てもらうことはありますが、指導者以外からは客観的に評価されることはあまりありません。しかし、書道コンクール(展覧会)に参加することで自分の作品を客観的に見てもらい、ほかの作品と比べて評価を受けられます。

一生懸命書いた自分の作品が評価されれば、自分の実力に自信をもつことができます。さらに実力の証にもなるので、書道家を目指している人はコンクール(公募展)の入賞が欠かせません。コンクール(展覧会)で入選できなくても、挑戦することでさらなる刺激を得ることもできるでしょう。

年代別!注目の人気書道コンクール

書道コンクールには、規模の大小含めてさまざまな種類のものがあります。今回は、注目度が高い大きな書道コンクールについて、年代別に紹介していきます。気になるものがあったら、練習を積んで参加してみましょう。

 

  • JA共済小・中学生書道コンクール
  • 全国学生書写書道展
  • 全日本高等学校書道コンクール
  • 全日本高校・大学生書道展
  • 全国書道コンクール

 

【小・中学生向け】JA共済小・中学生書道コンクール

全国共済農業協同組合連合会であるJA共済が主催する、小学生・中学生向けの書道コンクールです。学年ごとに書く文字が決まっており、画用紙か半紙かを選ぶことができます。応募方法は都道府県によって違うので、お住まいのJAに問い合わせてみてください。コンクールに入賞すると、JA共済のホームページに掲載されるほか、各地で展示されることがあります。

 

<JA共済小・中学生書道コンクールの詳細>

応募資格

小学校および中学校に在籍する生徒

応募点数

一人一点

2023年度のコンクール日程

書道審査会:2023年11月20日

【小・中・高・大学生向け】全国学生書写書道展

全国学生書写書道展は、文部科学省や教育委員会が後援する書道コンクールです。文部科学省の学習指導要領に基づいており、夏休みの間に練習を重ねた作品を出品する特徴があります。幼児から大学生まで学生であれば誰でも参加することができ、入選すると賞状や賞品が授与されます。学年ごとに課題文字が決められており、中学生までは書体も指定されているので注意しましょう。

 

<全国学生書写書道展の詳細>

応募資格

幼稚園から大学に在籍する児童・生徒

出品料

一点:2,420円(個人の場合)

2023年度のコンクール日程

出品締め切り:2023年9月20日

【高校生向け】全日本高等学校書道コンクール

全日本高等学校書道コンクールは、高校生を対象にした全国規模の書道コンクールです。半紙への書道か画仙紙への書道かを選ぶことができ、題材や形式、書体や字数は好きなように書くことができます。

 

<全日本高等学校書道コンクールの詳細>

応募資格

高校に在籍する生徒

出品料

  • 半紙:300円
  • 画仙紙:600円

2023年度のコンクール日程

結果発表:2023年2月10日

【高・大学生向け】全日本高校・大学生書道展

全日本高校・大学生書道展は毎年8月に開催される書道コンクールであり、高校生、大学生を対象にしています。2023年は8,807点が出展され、57点が大賞、962点が入賞作品に選ばれました。全日本高校・大学生書道展は1996年から開催されている書道コンクールで、入賞した作品は陳列や表彰の対象になります。

 

<全日本高校・大学生書道展の詳細>

応募資格

高校・大学に在籍する25歳までの生徒

2023年度のコンクール日程

出品締め切り:2023年6月15日

【全年代向け】全国書道コンクール

全国書道コンクールは、全日本書芸文化院が開催する大規模な書道コンクールです。1950年から開催されており、優秀作品は国立新美術館に展示され、文部科学大臣賞や東京都知事賞などを授与することができます。誰でも参加が可能で、幼児から高校生の学生の部、高校生からの一般部、師範部、総務部、一字書の部と5部門にわかれています。

 

<全国書道コンクールの詳細>

応募資格

不問

出品料

  • 学生の部:500円
  • 一般部:1,000円
  • 師範部:2,000円
  • 総務部:3,000円
  • 一字書の部:年代によって上記と同じ

2023年度のコンクール日程

出品締め切り:2023年9月15日

まとめ

美しい文字を書くことが目的の書道ですが、コンクールに参加することで客観的に自分の文字を評価してもらうことができます。書の腕試しをして自分に自信をつけたい人は、積極的に書道コンクールに参加しみましょう。書道コンクールには規模の大小含めてさまざまな種類があり、今回紹介した5つは注目されやすいやや大規模なものです。特徴を把握し、自分に合った書道コンクールを選んでみてください。

書道コンクールに参加するためにさらに書道の腕を磨きたい人は、東京・自由が丘にある書道研究 尚美社をご利用ください。子どもはもちろん大人の趣味としても通うことができる時間帯のクラスもご用意しており、書道コンクールへの入選に沿った指導をおこなうことも可能です。ご興味のある人は、まずはお気軽にお問い合わせください。