西村早苗

西村早苗

「書は一枚の絵です。配置、墨量、線の太い短い、白と黒のバランスなど、絵画として見て、よい作品になっているかどうかです」。石川先生はいつもそう、おっしゃいます。「一文字、一文字をどうしたら上手く書けるのか」ばかりを気にしていた私が、一歩前に進むことができた、私にとっての珠玉の言葉です。  私は仕事が忙しいこともあって、習い始めた頃は、4~5か月、教室をお休みすることも1度や2度ではなく、そのままフェードアウトしそうな危機も幾度となくありました。

そんな状態の私に「少し刺激を与えないと」と思われたのでしょうか。ある日、石川先生から「謙愼展」に応募してみてはどうかというお話をいただきました。初めて対面する大きな紙、一行書くと、30分以上休まないと二行目に進めないほどの集中と疲労感。無我夢中でした。石川先生の厳しくも温かいご指導に、ただ、ただ、ついていくだけでした。結果、賞をいただくことができたのです。

今もこの賞は、私の力5%、石川先生のご指導力95%によるものだったと、正直思っています。私の石川先生のご指導への信頼度は計り知れません。  次の作品を仕上げるとき、この5%と95%の比率を、少しでも是正(笑)できるように、これからも石川先生のご指導のもと、精進していきたいと思っています。

2024年4月
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