大人用の書道セットを選ぶポイント!用途に合わせて選びたい

大人用の書道セットを選ぶポイント!用途に合わせて選びたい

字がきれいに書けると良いものです。きれいな字に憧れて書道を習う方もいらっしゃるでしょう。大人になってから書道を習うケース、子どもの頃習っていたので、また再開したくなったケースなど、きっかけはさまざまです。どちらにしても、必要なのは大人用の書道セットですが、どんなものを選んだらよいか悩むもの。 そこで今回の記事では、大人用の書道セットを選ぶポイントや、選ぶ際の注意事項をお伝えします。

1.書道を始めるなら大人用の書道セットが必要

大人が書道を始めるとなったら、大人用の書道セットが必要です。ここでは、大人用の書道セットは、どこで売っているのか、大人向きとして売っている場合について説明します。

1-1.大人用の書道セットが売っているところ

大人用の書道セットは、文房具店、書道用品店の他に下記の場所で売られています。 ・大手スーパー ・大型ディスカウントストア ・大型生活雑貨店 ・百貨店 ・ホームセンター ただし、上記に挙げたお店でも、地域によっては、取り扱っていない場所もあります。買いに行く場合は、一度問い合わせてみてください。また、通販でも多く取り扱っています。お店に買いに行く時間のない方は、通販がおすすめです。

1-2.大人向きとして売っている場合もある

場所によっては、大人用の書道セットとは明記せず、「大人向き」という表示で売られている場合もあります。その他、大人用初心者セットなど、たいていは大人という言葉が使われています。 子ども向きであれば、子ども用と書かれていたり、小学生用と書かれていたりするので、間違えることはほとんどありません。もし心配な場合は、お店や通販サイトに問い合わせてみてください。

2.大人用の書道セットを選ぶポイント

ここでは、大人用の書道セットの選ぶポイントをお伝えします。本格的に始めたい場合は、どんなことをポイントにしたらよいか、趣味として始めたい場合は何を基準にするかです。また、硯の素材や下敷きの厚さや素材なども考えたいものです。

2-1.本格的に始めたい場合のポイント

まず、段を取得したいなど、目標をもって本格的に書道を始めたい場合の大人用の書道セットを選ぶポイントです。 ・太筆・細筆、下敷き、文鎮硯・筆巻き、墨・水差しの8点が必要 ・100円均一などの筆ではなく、書道メーカーから発売されている2,000円以上の筆を購入する。 ・太筆、中筆、小筆が必要 太筆は半紙に1文字以上4文字以下を書く際に使用します。半切りの場合は、1~3行です。中筆は、半紙に6文字以上8文字以下、半切ならば3行以上書くのに使用します。小筆場合は半紙に8文字以上12文字以下を書く際に使用します。また、名前やあて名を賞状に書いたり、短歌や俳句を書いたりするのにも適しているのです。

2-2.趣味として楽しみたい場合のポイント

本格的ではなく、趣味で楽しみたい、家で祝儀袋などの表書きを書きたい程度であれば、上記のケースとは異なる大人用の書道セットを選ぶのもおすすめです。以下にポイントを挙げます。 ・筆・文鎮、硯・墨・水差しの5点でもOK ・サイトを見て初心者用となっているものでも良い。 ・遊び心のあるかわいらしいものもおすすめ。 ・最小限のコンパクトなセットでも大丈夫。 ・高級な初心者セットもある。 ・兼毫(けんごう)筆がおすすめ なお、「兼毫(けんごう)筆」とは柔らかさと剛毛さが混じっている筆です。初心者にとっては使いやすく、楷書のみでなく、行書や草書にも使えます。

2-3.硯の素材も考えてみる

大人用の書道セットの場合、硯についても選ぶポイントがあります。セットについている場合もありますが、単独で硯を買う場合は、以下のポイントに気を付けて選びたいものです。 ・店舗で買うなら、手に取ってみて手触りが良いものにする。 ・ひび割れがないかチェックする。 ・固形墨を使いたいなら、天然石の物を選ぶ。

2-4.下敷きの厚さと素材にこだわる

下敷きの厚さは、2mm以上ほしいものです。このくらいあれば、筆圧を受け止められるので、書きやすいのです。また、整った字を書きたい場合は、練習用の線のついたものをおすすめします。 素材は柔らかくしっかりしたフェルト製や、収納しやすく安いお値段で買えるラシャ製があります。本格的に取り組みたい方はフェルト製、気軽に楽しみたい方はラシャ製がおすすめです。

3.大人用の書道セットを選ぶ際の注意点

ここからは、大人用の書道セットの注意点です。ケースは好みや用途で選ぶこと、墨汁にも種類があることです。

3-1.ケースは好みと用途で選ぶ

大人用の書道セットの場合、ケースはついている物もありますが、ついていない物もあります。全部一緒に揃えて購入したいのであれば、ケース付きを選びましょう。 ケースがないならば、好みや用途でケースを選んでください。持ち運びを考えるなら、軽量のプラスチックケースがおすすめです。また、仕切りがあったものの方が使いやすいでしょう。

3-2.墨汁にも種類がある

墨汁を使う場合は、種類を考えて選びましょう。漢字の練習用や写経用、カナ文字用など、さまざまな種類のものが売られています。 どれが良いかわからない場合は、お店の人や書道の先生に相談してみてください。

4.まとめ

まとめ

教室で本格的に習う、家で楽しみたいなど、さまざまな用途に合わせて、大人用の書道セットを選びたいものです。文具店や書道用品店の他、インターネットでも種類豊富に取り扱っているので、まずは商品を見て検討してみてください。 子どもから大人まで書道を楽しめる教室「書道研究 尚美社」では、道具選びのご相談にも乗ります。レベル感に合わせて最適な道具選びのお手伝いなどもさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談くださいませ。