進化を遂げる「書道の魅力」とは?特徴やメリットをご紹介

進化を遂げる「書道の魅力」とは?特徴やメリットをご紹介

日本文化には、昔からさまざまなものがあります。それらの文化は次第に廃れてしまい、今では後継者不足に悩まされるものもあります。そういったなか今でも多くの人がその魅力に感化され、さまざまな進化を遂げているのが「書道」です。今回は書道の魅力がどういったところにあるのかを中心に、ご紹介をしていきましょう。

1.「書道」の変化、近代化について

書道は昔から学校の授業でも取り入れられている、日本古来の芸術文化です。そういった書道は今の時代、ただの古風な芸術文化ではなく、近代的な文化に様変わりしつつあります。それでは最初に書道が近年どのような変化を遂げているのか、どのように近代化しているのかから見ていきます。

1-1.「書道パフォーマンス」の誕生

近年多くの書道家や学校の書道部で行われているのが「書道パフォーマンス」です。世の中に登場したのは2008年に、愛媛県にある高等学校の書道部が披露したものが最初といわれています。 大きな筆を持ち音楽に合わせて、踊るような振り付けをしながら文字を書くのが書道パフォーマンスです。その高校が披露したパフォーマンスは評判を呼び、その後映画化までされ、新たなる芸術文化が誕生することになりました。踊りながら書くことによる躍動感のある文字や色のある墨汁を使用することで、表現をより深く感じられます。

1-2.「オンライン書道」の登場

世の中のあり方を変えた新型コロナウイルスの蔓延は、書道を習うという文化にも大きな変化をもたらしました。対面形式が一般的な書道教室に「オンライン」スタイルが登場したのです。遠く離れた場所から書道を習えるので、パソコンと通信環境があれば誰でも指導を受けられます。また通えないような距離にある有名書道教室の指導を、オンラインで誰でも受けられるようにもなりました。

1-3.外国人への書道文化の広がり

外国人による日本伝統文化体験は昔からありました。しかし「書道パフォーマンスの誕生」や「オンライン書道の登場」といったものが、より外国人と書道を近づけるきっかけとなったのです。多くの外国人が書道の魅力に惹きつけられて、書道を習ったり嗜んだりすることが増えてきたのです。

2.書道の魅力とは?

昔ながらの伝統や文化をそのまま引き継いだスタイルもあり、書道パフォーマンスのように近代的な変化も遂げました。いったいその魅力には、どういったものがあるのでしょうか。以下にみていきましょう。

2-1.伝統の文化・日本文化を学べる

「字は体を表す」「字は人を表す」という言葉があります。文字に書いた人の性格や人物像、内なる思いなどが反映されるという意味です。元々書道は中国から伝わった書物に、日本人が独自にアレンジを加えたものです。平安時代以降に日本らしい「止め」や「はね」といった柔らかさが加わっていき、今のスタイルとなりました。止めやはねには、日本人らしさがつまっているともいえるでしょう。 パソコンやスマートフォンの登場により、近年は文字を書くという機会が減っています。しかし書道に触れ学ぶことで日本の文化を学べるうえに、そこから日本人らしさを把握できるのが書道の魅力のひとつといえます。

2-2.字がきれいに書けるようになる

冠婚葬祭などでご祝儀袋や芳名帳に筆ペンで文字を書く際、きれいな字でサラッと書けるのが大人としては理想でしょう。きれいな文字が書けるようになるのも、書道の魅力のひとつです。 書道をするうえで大切なのは「文字の形を理解すること」です。文字の止めやはね、はらいといった箇所を丁寧に書くことを意識する習慣がつき、きれいに美しく文字を書く習慣も身につくでしょう。それがやがてボールペン字や、万年筆の文字の上達にも繋がるのです。

2-3.姿勢がきれいになる

パソコンやスマートフォンを使う機会が多いと前傾姿勢が多くなり、やがて猫背になりやすくなってしまいます。姿勢を正しきれいにできるのも、書道の魅力です。書道は基本的に正座で行い、筆の握り方にも決まりがあります。それらはすべて、文字をきれいに書くために必要なことです。文字をきれいに書くことを意識すると、自然ときれいな姿勢が身につくのです。姿勢がきれいになることで、身体に起きている歪みも解消され、健康な身体づくりが期待できるでしょう。

2-4.集中力を高められる

美しい文字を書くためには姿勢が大切です。それと共に「集中すること」も大切になります。限られた一枚の紙に消せない文字を書く、そのうえ止めやはねに気をつかう書道は、集中していないときれいに書けません。書道を習うと雑念を消し無心になり瞑想するかのように、精神統一することで集中力の高まりに繋がるのです。

3.書道の魅力に触れるなら書道教室に通うのがおすすめ

以上のように書道は、多くの魅力があります。そういった書道の魅力に本格的に触れたいなら、書道教室に通うのがおすすめです。本格的に取り組み指導を受けることで、字がきれいになったり姿勢がきれいになったりといった効果が表れます。

4.どういった書道教室に通うのがよいか?

それでは本格的に書道を習うならば、どういった書道教室を選ぶのがよいのでしょうか。 まずは月謝から確認しましょう。月謝制度には通った回数だけ必要になる場合と、何回通っても一律である場合があります。初心者の場合は、基礎からしっかりと指導を受けることが大切です。その点から考えると、何回でも指導を受ける方が上達も早くなるといえるので、月謝が一律の方がよいでしょう。 また稽古のスタイルも、書道教室によって異なります。机と椅子で行うスタイル、畳で正座して行うスタイルなどがあり、これはどちらを選んでもかまいません。集中力を高めやすいのは正座するスタイルなものの、椅子に座って行っても集中力は身につきます。好みのスタイルを選ぶようにしましょう。

5.まとめ

まとめ

近年の書道は「書道パフォーマンス」のような近代化や、外国人への書道文化の広がりなどがあります。さまざまなスタイル、さまざまな進化を遂げているのです。そういった書道の魅力としては日本の伝統や文化が学べる、字がきれいになる・集中力が身につくといったものがあります。書道の魅力に本格的に触れたいなら、月謝が一律で何度でも通えるところを選ぶのがおすすめです。 東京都自由が丘で書道を学ぶなら、ぜひとも「書道研究 尚美社」をお選びください。書道の魅力をお伝えできるよう、丁寧にご指導いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。